SLIMから見た月面
2024年1月20日の午前0時、小型月着陸実証機SLIMは高度15kmから月面へ降り始め、20分後に日本で初めて月面に着陸しました。その20分間に見えたはずの景色を、NASAの月の地形データと着陸のときの太陽の向きで再現します。神酒の海の西、テオフィルス・クレーターのそばの着陸目標へ近づいていく様子を確かめられます。
- 月面からの高さ
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- 水平の速さ
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- 降下の速さ
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- 着陸目標まで(水平)
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逆立ちの着陸
ATTITUDEこの再現について
METHOD地形は実データ
NASAの月探査機LROのレーザー高度計(LOLA)による月全体の高さデータ(1度あたり16点、約1.9km間隔)から、着陸地点のまわり約1100km×420kmを切り出して立体にしています。月面の明るさ(暗い「海」と明るい高地)は、NASAが公開している月の色の画像から付けました。約1.9kmより小さいクレーターや岩は再現されていないので、高度数km以下では実際よりなめらかに見えます。
太陽と地球の向き
着陸の瞬間(2024年1月20日 0時19分52秒、日本時間)の太陽と地球の位置を、天文計算ライブラリで求めて描いています。着陸地点から見た太陽は東の空の高さ約37°で、地球は西の空高く(高さ約68°)に、約3分の1が光って見えます。
降下の道筋は概算
JAXAの公表値をつないで作りました。高度15kmで秒速約1.8km、着陸目標の約800km手前から減速を始め、高度約6.2kmで垂直降下へ移ります。高度約4000m・500m・50mでは、画像で位置を合わせたときの目標からのずれ(103m・42.5m・3.4m)を通るようにし、着地点は目標の東約55mにしました。月を回る軌道の向きは公表されていないため、北から南へ降りる形を仮定しています。各区間の高さと時刻の変化は、なめらかな曲線で近似しました。
出典
SOURCES- SLIM Results from the Moon Landing(JAXA、2024年1月25日)降下の各段階、目標からのずれ、エンジン異常、着陸後の姿勢
- 小型月着陸実証機(SLIM)の月面着陸の結果・成果等の記者会見(JAXA)着陸の時刻、精度、太陽電池の向き
- SLIM 月着陸へ向けた今後の予定(JAXA、2023年12月5日)降下開始時の速さと目標までの距離、着陸地点
- SLIMプロジェクトの総括(JAXA、2024年12月26日)着陸地点の推定位置、エンジン異常の原因
- LRO LOLA データ(NASA PDS Geosciences Node)月の高さ LDEM_16
- CGI Moon Kit(NASA's Scientific Visualization Studio)月面の明るさ(LROC WAC)
- Astronomy Engine太陽・地球・月の位置と月の向き